歯並びを悪くするお口の悪い癖 〜口呼吸〜
投稿日:2022年2月18日
カテゴリ:矯正ブログ
こんにちは、巣鴨S歯科矯正歯科です。
前回に引き続き、歯並びを悪くするお口の悪い癖についての投稿です。
今回は”口呼吸”についてお話ししていこうとおもいます。
そもそも呼吸とは?
呼吸は鼻で行う”鼻呼吸”が正常な状態です。
⭕️ 鼻から息を吸い、鼻から吐く!!!
❌ 口から息を吸い、口から吐く!!!
近年では”口呼吸”が増えていて問題に。。。
口呼吸の原因は様々で、鼻炎などから来ているものもあります。
マスク生活でさらに助長されていることも考えられます。
ではどうして”口呼吸”がいけないのでしょうか???
空気の通り道となる”鼻”の役割
→フィルターとしての働き
をします。
空気中には、
様々な病原体(細菌、ウイルス))、花粉、ほこり、排気ガスなど
体に有害な物質がたくさん存在します。
外界から取り込まれた空気が、鼻腔を通過する際、
鼻毛や鼻粘膜を覆う粘液でろ過され浄化されます。
また、空気が乾燥していたり、
冷たい空気などは鼻から吸い込まれ
鼻腔の中を流れる間に加温・加湿されます。
鼻呼吸を行うことで、体にやさしい空気をのど・肺に送り込むことが可能となります。
口呼吸を行うと。。。様々な病気にかかりやすくなる!!!
”鼻”にはフィルターの役割がありますが、
”口”にはフィルターの役割がほとんどなく、
口呼吸を行うと、空気中の物質は直接のどを通り肺まで到達します。
のどのリンパが炎症を起こしやすくなったり、
細菌、ウイルスが直接体に侵入してくるため、風邪などの病気にかかりやすくなったり、
高血圧、喘息、アトピー、アレルギーの原因となると言われています。
口呼吸がお口の中にもたらす影響
では、口呼吸はお口の中にどのような悪影響をもたらすのでしょうか???
むし歯、歯周病にかかりやすくなる
口呼吸を行うと、
口やのどが乾燥しやすく、唾液の分泌が悪くなりますね。
唾液にはむし歯菌や歯周病菌に対抗する成分がたくさん含まれています。
口呼吸に唾液の量が少なくなると、むし歯や歯周病が進行しやすくなる可能性があります。
口臭の原因になる。
口呼吸により口やのどが乾燥すると、誰もが持っている生理的口臭とよばれるものが助長されます。
前述したむし歯や歯周病も口臭の原因であり、それらが進行しやすくなるため、口臭も悪化します。
また、口臭の原因となる歯垢(プラーク、細菌の塊)や歯石(プラーク、細菌の死骸の塊)が歯の表面につきやすくなります。
舌や口の筋力の低下
舌や口の筋力が低下し、習慣化すると、”舌壁”となります。
舌の位置が正しくないと、
前歯を舌で押す状態になるため
”ポカン口”になったり
舌と頬粘膜の力関係のバランスが崩れてしまい、
不正咬合や叢生など、歯並びが悪くなる原因
へとつながります。
また、顔のたるみ、シワ、二重顎、猫背の原因となってしまったり、
お顔の骨格的なバランスを崩してしまうため、
いびきの原因となってしまいます。
舌の正しい位置
舌先はスポットで舌全体はそのままベターっと上顎にくっつけておくことが大切です
↓↓↓詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓↓↓
歯並びを悪くするお口の悪い癖 〜舌癖〜
巣鴨S歯科矯正歯科では、口呼吸の改善と鼻呼吸の獲得する治療とトレーニングに積極的に取り組んでいます。
口呼吸でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
■ 他の記事を読む■