小児矯正 歯を抜かない矯正治療
投稿日:2022年1月28日
カテゴリ:矯正ブログ
巣鴨S歯科矯正歯科では
小さい頃から始める小児矯正をおすすめしています。
その理由は、
成人矯正を行う際に「永久歯の抜歯をしなくて済む」
可能性が高くなるという大きなメリットがあるからです。
矯正治療を考えているお子様のご両親も、
お子さんの大事な歯を抜かないと矯正治療ができません
と聞くと戸惑いますよね?
矯正治療では、
”歯を支える顎の骨の大きさ”
と
”骨の上に生え揃う歯の大きさ”
の両方を考えます。
(他に頭蓋の骨格等も考慮しますが、今回は顎と歯についてだけにします)
”骨が狭く、歯が大きくて並びきらない”
という状態の時に、
”便宜抜歯”(矯正治療で歯を抜くこと)
を行い、歯を抜いたスペースを利用して歯を並べていくという手法をとるわけです。
この場合、矯正歯科学では、
歯を1つ1つ見た場合は問題がないかもしれませんが、
お口の中全体で考えた時に、
”理想的な歯並びを作り出すためには歯の本数が多い”、と考えます。
一般の方にお伝えする時は、親知らずを例にお話しさせていただきます。
親知らず、症状が繰り返す場合は、抜きますよね?
親知らずの生え方が悪いと、手前の歯がむし歯や歯周病になりやくなります。
親知らずを単体で見ると歯自体は問題がありませんが、
生えている場所や位置関係に問題があり、
総合的に判断して抜歯という治療方針を決定するわけです。
便宜抜歯もいっしょで、
矯正治療を行う上で、お口の中全体で考えると、不要な歯であるから抜きましょう
という治療方針に至るわけです。
それでもやっぱり健康な歯は抜きたくない
ですよね。
小児矯正→成長誘導、成長発育を活かす矯正治療
歯の大きさと顎の大きさのアンバランスによって
健康な歯を抜かなければならないのであれば、
小児矯正をはじめることで
”顎の成長・発育をサポート”し
”永久歯がきれいに並ぶようなスペースの獲得”
へとつながり、将来的な永久歯の抜歯のリスクを減らすことにつながります。
もちろん咬み合わせ、骨格的な症状には限界というものがあります、
すべての小児矯正の患者様が便宜抜歯を行わずに治療が進められるというわけではありません。
他のクリニックで歯を抜かないと治療ができないと言われた。。。
巣鴨S歯科矯正歯科でも同様の診断結果となるかもしれませんが、
歯を抜かずに矯正治療ができるかもしれません。
少しでも気になる点があればぜひ、矯正相談にお越しください。
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