むし歯や歯周病を治療をする前にレントゲンを撮影するのはなぜ?
投稿日:2022年1月17日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは、巣鴨S歯科矯正歯科です。
レントゲン診査についての投稿です。
歯科の病気は、症状をお聞きし(問診)、お口の中を拝見(視診)するだけでは全体像が把握できません。
はっきり言ってそれだけでは不可能です。
様々な診査を行いますが、診断を決定する重要な診査の一つがレントゲン診査です。
初診時に行う診査について
レントゲン診査では、視診では確認できないような
・むし歯の進行状態
・歯根の状態
・歯周病の進行状態
・歯槽骨(歯を支えている骨の状態)
・顎骨の状態
・顎関節の状態
・副鼻腔の状態
・骨に埋まっている親知らずと神経管の関係性
・唾石症の有無
などの(項目を挙げ始めたらキリがありませんが)、
目には見えない病気の発見と適切な診断を行い、
治療方法の選択・決定を行うための一助としてレントゲン撮影をしています。
歯科医院を受診すると「レントゲン撮影します」とよく言われるかと思いますが、このような理由があるわけです。
また、定期的に受診をしていても新たに症状が生じてしまったときなど、
撮影したレントゲンデータが古いと判断した場合は必要に応じて撮影することもあります。
たまに、患者様の中にはレントゲンなんていままで通っていた歯医者さんではほとんど撮影なんてされたことがないよ、とおっしゃる方もいらっしゃいます。
歯科のかかりつけ医をつくり、定期的なレントゲン診査を行い、臨床データの蓄積を行うことは、ご自身のお口の健康を管理することにつながり、とても重要なことです。
巣鴨S歯科矯正歯科では必ず、お口の中に症状がなくても1年に1回程度のパノラマレントゲン診査(上下の歯全体が撮影され主に歯並びや顎骨内部の病気の有無を確認する診査)を行い、むし歯、歯周病などのお口の中の病気の早期発見・早期対応をおすすめしています。
定期的な診査を行い、治療したところがさらに改善しているか、異常がないことが確認できれば安心ですね!
また、レントゲン撮影はしたくないが治療はしてほしい、と希望される方もいらっしゃいます。
巣鴨S歯科矯正歯科ではレントゲン診査へのご協力をお願いしています
(妊娠中の方や、不妊治療中の方などは必ずお申し出ください)。
レントゲン診査にご協力いただけない患者様は当院で治療ができない場合がありますのでご了承ください。
❌:症状がある→レントゲン診査をしない
→診査・診断ができていない
→治療方法の選択・決定ができない
→治療は行えない
診査・診断をせずに治療は行えません。
病気の原因がわからずに見切り発車で治療は御法度です。
医療行為ではなくなりますので。。。。。。
日々のセルフケアを徹底することにプラスして、歯医者へ定期受診を行い、お口の中の健康状態を改善、維持していきましょう。
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