プラークについて
投稿日:2021年12月13日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは、巣鴨S歯科矯正歯科です。
今回はプラークについてのお話です。
お口の病気で代表的な2大疾患、むし歯と歯周病。 この2つの病気の原因は、プラークです。
プラークとは別名「歯垢」と呼ばれ、歯の表面に付着する細菌の集まりです。
プラークはどのようにしてできあがるのでしょうか。
・歯の表面では唾液の成分からなるペリクルという糖タンパク質が、薄い膜を作っています。
・そこにムシ歯の原因となるミュータンス菌などの細菌がくっつきます。
・くっついた菌は、食べ物中に含まれるショ糖を利用して使ってネバネバした物質を作り、自分たちが住みやすい環境を作り始めます。
・ミュータンス菌以外にも歯周病原菌などが、この棲みやすい環境に集合してきてしまい、定着し増加していきます。
こうしてプラークが形成されていきます。
では、プラークが歯の表面に付着するとどのような影響があるのでしょうか。
プラーク1mgの中には、約1億匹のたくさんの種類の細菌が棲んでるといわれています。
この細菌たちは、もともと口の中に定着している細菌たちです。プラークという棲みやすい環境が出来上がると増加していきます。
この中でもっとも凶悪な細菌は、歯周病の原因菌です。
現在、成人の約8割が歯周病に罹患しているといわれています。
プラークを取り除くためには? 細菌が集まってプラークを形成するには約1日かかるため、食事の後にはまだプラークにはなっていません。
それなら、「口をすすぐだけでもよいのでは?」と思うかもしれませんが、プラークは水に溶けない性質を持っています。
そんなプラークを取り除くための一番簡単で効率的な方法は毎日の歯みがきです。
1回の歯磨きにかける時間をしっかりとり、5分以上は歯を磨くようにできるといいですね。
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