初診時に行う診査について
投稿日:2021年12月3日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは、巣鴨S歯科矯正歯科です。
今回は初診時に主に行う診査についてご説明します。
◯口腔外診査
顔や顎の骨格を評価するため、治療台に座っている患者様の正面や真横に回らせていただき、眺めさせていただく場合があります。髪の毛が長い患者様にはそのタイミングだけ耳に髪の毛をかけていただいたり、おでこを出していただくようお願いする場合があります。
また、必要に応じて顔の写真(正貌、側貌など)を撮影する場合があります。
◯口腔内診査・検査
・視診(肉眼での診査のこと):目で見える範囲での歯ぐき、歯周病の状態、神経の治療(根管治療)を行った歯の状態、被せ物・差し歯の状態を高倍率ルーペを用いた拡大視野で行います。
・打診:歯を垂直的、および水平的に弱い力でたたき、歯を支えている根の状態を診査します。
・温度診:冷たいものを当てたり、温かいものをあてて、患者様からお伝えいただいた痛みが再現できるか試む場合があります。
・エアー診:弱い風をかけて神経症状が出ている部位を特定します。
・歯周病検査:歯周ポケットの深さ、歯肉の下がり具合の状態(アタッチメントレベルの評価)、出血・排膿の状態、歯の動揺具合の状態、汚れ(プラーク)の付着状況などを調べます。
・口腔内写真検査:お口を広げる器械を装着し、唇、歯、歯ぐきの状態などを撮影します。言葉では説明が難しい内容も写真で可視化すると患者様もわかりやすくご自身の状態把握が可能となります。また、治療前、治療後の評価にも有用です。鏡を挿入して撮影したりします。院長はたくさん写真を撮影するのでびっくりしないでください。
お口の中を拝見させていただき行う診査および検査としては上記のものが主となります。
これらの口腔内診査の結果から総合的に判断し、レントゲン画像診断が必要となる場合があります。
必要に応じて、部分的なレントゲン写真(デンタルエックス線写真)、全体が写る大きなレントゲン写真(パノラマX線写真)、または両方の撮影を行い診断させていただきます。
また、埋伏歯の位置や、親知らず(智歯)の抜歯が必要な際は下歯槽管との位置関係を評価するためCTの撮影を行う場合もあります。
患者様の治療計画立案のために必要な診査ですのでご協力をおねがいいたします。
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